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実技試験の注意点

学科と異なり、実技の点数をつけるのは試験官です。合格するも/しないも試験官次第ともいえます。どうしたら合格できるかを試験官目線で考えてみましょう。

①服装
カウンセラーとしてふさわしい服装をしましょう。自分がクライアントや試験官だったときにどのような服装なら信頼できるでしょうか。とくに目立つ服装や華美な服装をする必要はありません。無難な服装を心がけましょう。

②言葉遣い
これも、カウンセラーとしてふさわしい言葉遣いをしましょう。これからカウンセラーになったときにどのような言葉遣いならCLと信頼関係が形成できるかを考えましょう。

③声の大きさ
試験官に声が聞こえなければ、採点のしようがありません。少し大きな声で、試験官にも届くように心がけましょう。

④カウンセリング中
CO,CLを交互に行いますので、ロールプレイだと言うことを意識して、COのために間を開けてあげたり、話すタイミングを作ってあげるような心遣いをしましょう。自分がCOになったときにも相手がそのようにしてくれることが期待できます。

最長で7分くらいですので、傾聴の技法をすべて入れることなど不可能です。CLは初対面の方ですし、5分程度ですので、ひたすら簡単応答をして、1回か2回くらい要約を入れる程度しかできないと思います。むりをして、ぼろを出すよりはそれでよいと割り切った方がよいです。

⑤テーマについて
CLの役との気に話すテーマは、下記のようなものでます。念のためどんなことを話すか事前に考えておくといいでしょう。
・ 自分の仕事について
・ 自分の家族について
・ 自分の性格について
・ 家族、同僚、上司に言いたいけどいえないこと
・ カウンセリングを学んで自分が変わったと感じる事
・ あなたが他の人とかかわっているときに感じること
・ 対人関係で悩んでいる事

⑥振り返りについて
ミニカウンセリングのあとに試験官から振り返りがあります。「振り返ってみていかがでしたか」というような質問がされます。ここが、④での失敗を取り返すチャンスです。「まずは信頼関係築くためにじっくりと聞くことに専念した」などと答えておけば、大きくは外さないはずです。「ほかに、このようなことすればよかったなどはありますか」と聴かれたら、傾聴の技法のいくつかを例を挙げて答えれば、まず、間違いないでしょう。

⑦質疑応答について
下記のようなものが出るようなので事前に準備をしておきましょう。
この2つを押さえておけば似たような質問の時には、話しながらこの内容にに持って行けると思います。

・初級産業カウンセラー養成成講座を受請した動機はなんですか
・産業カウンセラーの資格がとれたらどう生かしていきますか。具体的に聞かせてください。

答える際に絶対外してはいけないのは、「産業」という目線です。
倫理綱領 第1条にはこのように書かれています。
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2. 産業カウンセラーは、社会的現象や個人的問題はすべて心のありようにより解決できるという立場をとらず、勤労者の問題は勤労者をとりまく社会環境の在り方と関連していると捉える。

3.産業カウンセラーは、産業の場での相談、教育および調査などにわたる専門的
な技能をもって勤労者の上質な職業人生(QWL:QualityofWorkingLife)の実現
を援助し、産業社会の発展に寄与する。
———
この「産業」、「労働」という目線を外して「初級産業カウンセラー養成成講座を受請した動機はなんですか」という質問に対して、「職場の上司の命令です」や「知り合いが産業カウンセラーをやっていて素敵にみえたから」などと答えるのは非常に危険です。あくまでも産業の中でどう生かしていくかを答えましょう。

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